レソト王国のバソトブランケットについて

南アフリカに囲まれ、空の中の王国と呼ばれるレソト王国。
壮大な景色が広がるこの国は夏は乾季となり一面が赤土に覆われ、冬は雪が降る。放牧が盛んで人口よりも家畜の数が多い国。

  

そこに住む人々が好んで使うブランケットがある。
土着のデザイン、現地で生産されたウールを使ったハイクオリティな素材、特徴的なストライプ。
農作業や放牧の時、学校への行き帰り、冠婚葬祭といったあらゆるシーンで使われるこのブランケット。


暖かく、柔らかな手触りですっぽりと身体を包んでくれます。

インテリアとしても優秀。

実際に使われているところやその地に住む人々の生活、景色、空気を感じて、できればその地でお金を使いたいと常々思います。

そしてその経験をソースに、日本の街中で取り入れられる製品にすることができればと思っています。

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そういう訳で今回はレソト王国に行ってきました。


空の中の王国と言われるレソト王国。
乾季と雨季があり、私が行った時は乾季だったので写真が全部茶色いんですが雨季になると一面グリーンになるそうです。

冬には雪も降り、寒暖差の激しい土地でもあります。

平地と、崖の上にまた平地、というほんとになんとも言えない地形。

そこで生活する人々がよく使っているのがこのブランケットです。

すっごいフレンドリーでいい匂いがした(変態)

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【ブランケットの話】

このブランケットは南アフリカで生産されています。
素材はウールと、アクリル。
厚みが0.6cmほどあり、大きいのでウールだけで作ると重すぎる事と、値段が高くなるという理由から半分はアクリルにしているそう。
ブランケットの名前はバソトブランケットと呼ばれています。
バソトというのは、レソトに住む人々の事です。

デザインにはそれぞれ大きな意味があります。(それぞれの説明は各商品ページで)
どのデザインにも共通するのは3~4本のストライプ。

どのデザインにも必ず入っています。

これは、最初はプリントのエラーによって出たものだったそうです。
それをあえて残す事で、縦と横を区別し使い方を分けることにしました。
通常は縦、冠婚葬祭の場合(特にお葬式らしいですが)はラインを横にするそうです。
はじめは白のラインのみだったのですが(プリントミスで色が出なかったことが始まりのため)今では様々なカラーバリエーションを楽しめるようになっています。

 

このデザイン、4すみにあるのはレソトの人々が使う帽子。
真ん中にあるのはアロエです。
偶然写真を撮っていたのですが、直径60cmくらいの大きなアロエ。



こういう生活に密着したデザイン、すごくいいですよね。


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【ブランケットの工場訪問&社長に会う】


南アフリカにあるブランケットの工場、兼本社に行ってきました。


エントランスにかかっていた絵画。めちゃくちゃかっこよかった



機械で織られていて、ずっと見てるだけ(ではないと思うけどそう見えた)の人たちがいっぱい。


出来上がったブランケットの検針や検品係だと思うけど撫でてるだけにみえた人たち。


縁を縫う係。
社長さん。なぜかサインくれた

 

そうそう!
マーベルが製作し、大ヒットしたブラックパンサーという映画。
黒人の監督による黒人を主人公にした映画として注目されました。この映画の中で、バソトブランケットめっちゃ使われています。


ブラックパンサーの撮影はレソトではなかったそうですが、似てるなと思うところがいくつもありました。

レソト王国、素晴らしいところです。
ちょっと散歩しようと言われて車を降りたら1時間、崖を登山だったり、車ですぐ着くといわれて2時間断崖絶壁の道をドライブだったりしますが。
優しくておだやかな人と、そこらじゅうにいる羊とヤギと牛、見渡す景色が大好きになりました。

このブランケットを通じて、すこしでもアフリカやレソト王国の本当のことを知って身近に感じて頂けたらと思います。
そしてぜひ使ってください。暖かくて丈夫でかっこいいです。

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