アフリカンファブリックの工場に行ってきました

私の作るほとんどの製品は、いわゆるアフリカンファブリックと呼ばれるものを使っています。
ですがその生地の全てがアフリカ産ではないのです。

アジアやヨーロッパでも生産されています。

一般的に、オランダにある会社がアフリカンファブリック界の最高峰と言われています。

逆に中国をはじめとするアジア諸国で生産されているものは、そのほとんどがコピー商品です。
デザインを盗み、生産し、アフリカに輸出しています。
質の良し悪しもありますがそれよりも、そもそもが盗作なのです。

ちなみに今回、私がお邪魔したメーカーでは年間に数100種類のデザインを生み出すそうですが、デザイナーはたった12人だそうです。

私はアフリカの生地で商売をしているので、その地でお金を使い、現地の景色や体験、そこから得たインスピレーションを少しでも日本に持ち帰ることがアフリカへの恩返しと考えています。

アフリカンファブリックを正しく伝えるならば

アフリカ産であることはとても重要な要素だと思っています。(オランダ産の高級品ももちろんいいですが)

あの暑い土地でデザインされ生産され生活の一部になっている生地たち。
受け継がれている伝統や文化、生活。
それも含めた生地の魅力を伝えたいのです。

大量生産、大量消費ではなく長く所有されるものにしたいから
生地がどのように生産されているかを共有させてください。

そこで毎日働く人たちがいて、ここから日本に届いて、
様々な形になっていく。

様々なプロセスを経て産まれる大切な生地たちです。